ブツブツいいながら
ノートに何かを書き込んでいる
林恭平を見つけた。
わたしたちは
コンビを組むことにした。
芸人を目指そうとおもう。
え?
芸名、、、?
わたしは
らぶ いず すまいりぃ。
がいいと言ったのだけど、
どうしても、
林恭平が、
〘すまいる いず らぶりぃ 〙
がいいと言って
譲らなかった。
林 恭平は、鈍感な幸せ者だ。
あんな可愛い幼なじみの多田ユイカさんから
愛されて。
さらに、
なんと無敵な相方のわたしまで
手に入れたのだから。
わたしは、決めている。
〘すまいる いず らぶりぃ 〙
林恭平が、
想いを伝えるその時は
キューピットになってやろうってな!
その日がやってくるまで
この鈍感幸せボケ野郎に、
鋭くツッコミつづけてやる!!
~完~
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。