そう笑いながら動画サイトでお気に入りのゲーム実況動画を見ていた時、
さと💗くんからメールがきた。
なんの用かとさと💗くんとのトーク画面を開いた
〜トーク画面〜
〜トーク終了〜
〜次の日バイト終わり〜
〜さと💗の玄関前〜
ピンポーン
玄関を見るとさと💗くんの靴ともう1つ見たことない靴があった。
ドアの先に目をやると椅子にとても綺麗な女の人が座っていた。
そうして座ったあと一呼吸おいてさと💗くんが話し始めた。
そして〇〇〇〇が口を開いた。
その子は柔らかく笑った。
その姿はとても綺麗に思えた。
そう言うとさと💗くんはとても嬉しそうに笑った。
その後の話はよく覚えてない、あまりにも衝撃的だった所為だろう。
その感情と共に、とても悲しくて悔しい気持ちに覆われた。
『さと💗くん?』『どうして、そんなに嬉しそうに笑ってるの?』
なぜだろう、とても今の僕には重すぎた。
そのあと〇〇〇〇さんとも挨拶してわけも分からない感情のまま帰った
〜ころ💙宅〜
玄関に入ってドアがしまったと同時に、僕の目から涙が零れた。
拭いても拭いても、溢れてくる涙は止まらなくて、
その場にしゃがみ込んだ。
その日は泣いて、泣いて...泣き止むまでに何時間経っただろうか
泣き疲れて僕はそのまま眠ってしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。