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第1話

1.はじまり
11
2019/02/09 02:30
私は朝上中学校1年ᖴ組、中条希乃。
私は、クラスでも別に目立つわけでわない。
ごくごく普通の女の子である。



「キーンコーンカンコーン」
「気をつけ、例。」
「おはようございます」
「着席」

朝のSHRは、眠い。
さらに服装点検からの先生の訳の分からない話で何気ない一日が始まる。

きょうは、9月2日。
明日は、後期の委員会決めの日だ。
1日前、私は先生に風紀委員を推薦された。
私は委員会など興味はない。
めんどくさいし、めんどくさい。
でもそれを断らず、粘るほうがめんどくさい。これが私の中での正論である。
なので、明日の委員会決めでは、風紀委員に立候補することにした。

この、朝上中学校の流れは朝のSHR→1~4次元授業→昼食→昼休み→5~6次元授業→清掃→帰りのSHR→部活 である。

「キーンコーンカンコーン」
「気をつけ、例」
「さようなら」
バタバタバタバタ……

足音は一気に音を上げ、みんな部活場所へと走る。

私はA組まで歩いていき、友達の真帆と一緒に部活へ行く。

部活動は16:15~17:00に終わり、みんな一気に家へ帰る。

17:00
「キーンコーン、カンコーン」
「これでミーティングを終わります」
「さようなら」

みんな、家へ向かってゆっくりと部室を出ていく。

「真帆〜帰ろ〜‼」
真帆は笑顔で
「おけおけ‼ちょっと待ってぇ~‼」
リュックを背負っている。
真帆は少しどんくさい。
でも私はそんな真帆が大好きだ。

でもそんな真帆につい最近彼氏ができた。
少し悔しかった、でもそれ以上に嬉しかった。

帰り道、真帆は彼氏の話をしてくれた
真帆ががっばって告白したそうだ
私はそんな真帆がすごいと思った
私にそんな勇気も興味もない
男はどうせ、裏切る
そんな人は信じられない
私は中学生になって2回告白された
でも2つとも断った。
別に嫌いなわけでわない。
男という存在に興味がないだけだ。

真帆が手を降る
「のの~!また明日~!」
私は笑顔で
「また明日~‼」



家につくと、まず、スマートフォンでLINEの連絡を見る。
すると、かいとからLINEが来ていた。

(かいと)ねねね
(かいと)風紀委員やる?

かいとは、隣のクラスのE組の男子だ。
塾も同じでいま、隣の席。
仲が良く、よく話す。

(のの)やる‼
(のの)かいとは?やる?

(かいと)やる‼
(かいと)同じになれるといいねw

(のの)そだねwww
(のの)おふろに入ってきま~すw🤙

(かいと)いちいち言わなくていいわww

(のの)www
(のの)ご報告ってことでw

(かいと)おれもおふろにいってきやす(笑)

(のの)なに2人で報告し合ってんのwww

(かいと)www



何気ない会話だ。
なのに少し今、心がドキってした。

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