第62話

おすそ分け。。🐰(1)
32,003
2019/08/26 06:37
ジス
ジス
これから隣に住むジスです、
よろしくね♡
…………ん?


夏、急に小さい頃の友達と再会しました。
You
You
ジスってあの…幼稚園の??
ジス
ジス
覚えてくれたんだね、嬉しい〜♡
そう言ってハグしてきたジス。
You
You
えっ、なに!?
ジス
ジス
んふふ〜♡あなたの匂い〜♡
そう言って首に顔を埋めてくる。

ふと、ペロッと首を舐められたような気がした。
You
You
でもなんでジスがここに…?
ジス
ジス
最近ここで働くことになったんだけどね、マンションの内見でちらっとあなたが見えたんだ、だからこれからはここに住むんだ〜
私が見えたから?
You
You
よく見つけたね。ㅋ
ジス
ジス
そりゃあ僕の初恋の人だもん♡


















ん?今なんて?
You
You
へ?
ジス
ジス
知ってた?僕の初恋はね、あなた
なんだよ♡
You
You
うっそだあ〜、またまた〜
正直嬉しい。
ジス
ジス
そうじゃなかったらわざわざ同じ会社に就職したり同じマンションに住むわけないじゃん〜
You
You
……
唖然としすぎて言葉が出てこない。

…同じ会社、なんだ。
ジス
ジス
ま、とりあえずよろしくね〜♡
You
You
よ、よろしく…
手を振ってジスは隣の部屋に帰った。
You
You
…とりあえず今日はもう寝ようかな。
私はベッドに潜り込んで
すやすやと寝た。
今日は休みだからクッキーでも作ろうかな。
そう思って早速お菓子作りを始めた。
You
You
バター100gに牛乳が……
なんだかんだしてそこそこ美味しそうに出来た。
You
You
せっかくだし、ジスにあげようかな。
少し多めに作ってしまったから
ジスにおすそ分けしてあげよう。


ドアを開けて、隣のジスの部屋へ
インターホンを鳴らした。
ジス
ジス
はーい…あなた?どうしたの?
You
You
あのね、クッキー作ったんだけど
食べきれなかったから、ジスにあげようかなって
ジス
ジス
ど、どうしよう…
困った顔をするジス。

やっぱり迷惑だったのかな…
You
You
あ、あの、無理に受け取らなくても…
ジス
ジス
嬉しすぎてにやにやが…
目を三日月形にして喜ぶジス。
You
You
美味しくなかったら捨てていいから。
ジス
ジス
何言ってるの、ㅋ
ありがとう、いただくね♡
You
You
召し上がれ。ㅋ
じゃあね
そう言って部屋に戻ろうとすると


パシッ
You
You
え?
ジス
ジス
せっかくだし、お茶していかない?
You
You
別にいいけど…
ジス
ジス
じゃあ決まりね♡ほら
入って入って!
You
You
お邪魔します…
ジス
ジス
紅茶でいい?
You
You
うん、ごめんね
ジス
ジス
はい、どうぞ♡
You
You
ありがとう。
…美味しい。
ジス
ジス
ところでさ、あなたは一人暮らしなの?
You
You
うん、まあね
ジス
ジス
社内で気になる人とかは出来ないの?
You
You
今のところはまだかな〜。笑
ジス
ジス
へー…
You
You
な、なあに?
さっきから私の服をジロジロ見てくるジス。
ジス
ジス
いや、谷間見えてるなーって。
自分の服を見ると、タンクトップに
カーディガンを羽織っているだけ。

私は思わずカーディガンで隠した。
ジス
ジス
隠さなくていいのに〜
ニヤニヤしながら言い出すジス。
You
You
…変態。
ジス
ジス
…僕はあなたの体もっと見たいけどな
何を言い出すのかと思いきや。
You
You
何言ってんの。笑
じゃあそろそろ帰るね、お邪魔しま…
ジス
ジス
ねえ、待ってよ。
腕を引っ張られ、ソファに押し付けられた。
ジス
ジス
僕、まだあなたのこと諦めてないからね?そんなに無防備な格好してて男がなんとも思わないわけないじゃん。



そしてカーディガンを脱がされた。

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