第12話

お父さんからの手紙
28
2020/10/14 06:42
颯太
颯太
ただいま~
(なまえ)
あなた
あ、お帰り
颯太
颯太
あなた姉!
父さんとか母さんはいる?
(なまえ)
あなた
いない、っていうかおかしいの
颯太
颯太
何が?
(なまえ)
あなた
ちょっと来て
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
颯太
颯太
え、父さんの部屋の前にバリケードが張ってあるじゃん
(なまえ)
あなた
ね、おかしいでしょ
颯太
颯太
抜け道とかないのかな?
(なまえ)
あなた
家なのに?
(なまえ)
あなた
あ、でもリビングのテーブルに変な紙があったよ
颯太
颯太
どれ?
(なまえ)
あなた
えーっと、あぁこれ
あなた、颯太へ
2人はこの状況を喜んでいるか?
もし、喜んでいるのなら、それは間違いだ。なぜなら、これは明らかにおかしいと僕が思うから。
2人は騙されないでほしい。
こんな都合の良いこと、有るわけないのだから。
僕はしばらく部屋にこもることにした。
入れないようにしておくから、もし用があるなら、僕宛てに手紙を書いてリビングに置いてほしい。
それじゃあ、よろしく頼むよ。
君たちの味方 父より
颯太
颯太
なにこれ?
颯太
颯太
父さんの言うこと、俺は信じない
(なまえ)
あなた
私は信じるよ
(なまえ)
あなた
おかしいと思ってるし
颯太
颯太
え……
(なまえ)
あなた
だって、人間がご褒美を貰える立場だとは思わないもの
颯太
颯太
まぁ、それは確かに
颯太
颯太
やっぱり俺も信じるよ
(なまえ)
あなた
態度変えるの、速くない?
颯太
颯太
あなた姉、手紙書いてよ
(なまえ)
あなた
わかった
お父さんへ
私も颯太もこの制度はおかしいと思っていたの。ご褒美を貰える立場じゃないだろうって。
私のクラスに女神様と天使の人間の姿の子がいるよ。どうにかして、情報を抜き取れるようがんばるね! あなたの子ども あなた、颯太より
(なまえ)
あなた
どう?
颯太
颯太
いいと思う!
(なまえ)
あなた
ありがとう
颯太
颯太
あ、俺、宿題やって来る
(なまえ)
あなた
頑張って
(なまえ)
あなた
(でも、父さん、仕事はいいのかしら)
(なまえ)
あなた
(お金も閉じこもってちゃ貰えないでしょうし)
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作者
作者
はい、お父さんは出て来ませんでしたね
萌恵
萌恵
でも、とても重要な味方ではないでしょうか
作者
作者
うん、でも颯太には嫌われてますけど
萌恵
萌恵
なぜですか?
やっぱり何か関係があるんですか?
作者
作者
まあ、そうです
作者
作者
お父さんとは毎日手紙のやり取りをすると思います
萌恵
萌恵
小説内での1日ですよね
作者
作者
うん
発言がメタいけど?
萌恵
萌恵
次回はあなたさんの学校でのお話です
どうやら、どなたかが良いことをしたらしいですよ
作者
作者
おお、それはすごい
萌恵
萌恵
あなたが書いてるんじゃないんですか?
作者
作者
でも、良いことをするって結構難しいことですよ
良いことをするのはすごいです
萌恵
萌恵
それがテーマですか?
作者
作者
ちょっと違いますね
萌恵
萌恵
あらら……
作者
作者
それでは、おつらん!
萌恵
萌恵
おつもえです

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