ザカオside
YouTubeの撮影でシルクとマサイ、ンダホが集まる
するとマサイの目から涙が溢れた
あの時の車の中みたいに。。。
シルクはマサイの背中をさすり、ンダホはもらい泣きしていた
俺は。。。
そういうことしか言えなかった
シルクはいきなり立ち上がって玄関の方に行って外に出ていってしまった
もしかして俺、余計なこと言った?
マサイは笑ってそう言った
今度はマサイの力になれたのかな
そんなことを考えながら窓の外を見る
さっきまで降っていた雨が止んで、雲の隙間から陽の光が差し込んでいた
ぺけたんside
家の電話に病院から電話がかかってきて、置き手紙を書いて病院に向かう
俺が事故の時に身につけていた所持品を返したいそうだ
たしかに僕のスマホはどこにも見当たらなかったから少し心配していた
病院に着いた時にはもう日が沈んでいて薄暗くなっていた
1人で帰れるか不安だけどスマホを返して貰えるならマサイくんに連絡すればいいや
僕は病院の受付の人に要件を伝えるとスマホと指輪を貰った
ただそう言われただけだった
僕って結婚してるのかな
それならなんで奥さんから連絡来ないんだろう?
というかこの指輪、どこかで見たことがあるような。。。
試しにスマホを開けてみよう
すると指紋認証で簡単に開いた
LINEとか見てみよう
そう思い、LINEを開いてマサイくんとの会話を見てみる
上の方をスクロールしていくとマサイくんが僕に対して好きだよとか可愛いとかのメッセージがあって、僕もマサイくんに対して好きと言ってるメッセージもあった
次に写真のフォルダを見てみる
そこにはマサイくんの寝顔や2人の写真、シルクくん達との写真そして。。。
指輪のついた左手を見せつけるように笑顔で手を繋ぐ僕とマサイくんの写真があった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!