ザカオside
ぺけたんがはっきりそう言った
さっきまで取り乱していたダーマもこの言葉に固まってしまった
ぺけたんは頭にはてなマークを浮かべている
俺たちは急いで先生を呼んだ
数分後
そう言って先生はペンを見せた
先生が俺たちの方を見る
そう言って先生は病室を出ていった
その場の沈黙を破ったのはぺけたんだった
ぺけたんが笑った
それを見て緊張がほぐれたようでみんな安心した
何より俺はマサイがいつも通りなことに安心した
本当なら1番戸惑うはずなのに
ぺけたんが少し俯いた
時計を見ると針は7時をさしている
外はもう暗くなりかけていた
病室から出てンダホの車に乗る
するとマサイが突然泣き出した
モトキがマサイの背中をさする
この世に神様がいるのならば、あまりにも残酷すぎる
この2人が一体何をしたっていうんだよ。。。
俺は車の中で、ずっと泣いていたマサイに声をかけることができなかった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!