ぺけたんside
YouTubeの撮影が終わってみんなが休憩に入っている
俺は前日ライブがあって、久しぶりの撮影に少し疲れていた
シルクが冷蔵庫を開ける
中にはほとんど何もなかった
あると言えば紅茶のペットボトルが一本
ほんとに紅茶好きだなぁ
そのうち紅茶になるのでは?W
確かにシルクたちは最近外での撮影が多かった
俺は歌い手の方で忙しくて全然顔出せてなかったからなんもしてない。。。
仕事で忙しいはずのダーマでさえちゃんと出てるのに。。。
そう言って俺は玄関に向かった
振り返るとマサイが立っていた
するとマサイが俺を抱きしめてきた
マサイとは中学の卒業式に告白されてから付き合っている
長い間ずっと一緒にいたからやっぱりなんでもわかっちゃうんだなぁ
リビングからシルクの声がした
俺はそのままコンビニに向かって歩いた
この時、この後起こる災厄を誰が想像できただろうか
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!