第14話

大切なもの
905
2020/07/23 06:18
ぺけたんside
朝起きると、ダーマくんが隣で寝ていた 
ダーマくんは僕に気づいたのか、ゆっくりと目を開けてこっちを見た
ダーマ
ダーマ
おはよう
ぺけたん
ぺけたん
おはよ、ダーマくん
僕は昨日のことを思い出し、少し慌てた
ぺけたん
ぺけたん
き、昨日はごめんね!
告白してくれたのになにも言わないで寝ちゃって。。。
ダーマ
ダーマ
いいよ、別に!
ぺけたん
ぺけたん
でも。。。
ダーマ
ダーマ
それより、今日は行くところがあるんだから早く飯食おぜ!
ぺけたん
ぺけたん
え?
ダーマ
ダーマ
ほらほら!
ダーマくんが僕をリビングの方に引っ張っていく
行くところって、どこだろ。。。?




数時間後

ダーマくんに連れられて着いた場所はモトキくんの家だった
そこにはシルクくんもいた
モトキ
モトキ
いらっしゃい!
ダーマ
ダーマ
よっ!
ぺけたん
ぺけたん
おじゃましまーす
シルクロード
シルクロード
で、モトキなにすんの?
モトキ
モトキ
とりあえずぺけ、手伝うからこれ着て
そう言ってモトキくんが取り出したのは浴衣だった
ぺけたん
ぺけたん
な、なんで浴衣?
モトキ
モトキ
いいからいいから!
あ、シルクとダーマはのぞいちゃダメだからね!
シルクロード
シルクロード
わかってるよw
モトキくんに個室に押し込まれて、僕は仕方なくモトキくんの言う通りに浴衣に着替えた
ぺけたん
ぺけたん
き、着替えたよ?
シルクロード
シルクロード
お、似合ってんじゃん
モトキ
モトキ
でしょ〜?
もう使わないかもって思ってたけど役に立って良かった〜
ダーマ
ダーマ
さすがモトキ!
じゃあ行くぞ〜
ぺけたん
ぺけたん
ふぇ?
ダーマくんに手を引かれてモトキくんの家を出ると車が止まっていた
ンダホ
ンダホ
やっほー!
ザカオ
ザカオ
来たよ〜
ダーマ
ダーマ
俺の役目はここまでだから、あとは頼んだ
ンダホ
ンダホ
はーい
ぺけたん
ぺけたん
え、ちょっと、どういうこと?
ザカオ
ザカオ
いいから乗って!
ザカオくんに言われるまま、車に乗る
ンダホ
ンダホ
目的地まで少し時間あるからザカオ、ぺけたんのメイクよろしく〜
ザカオ
ザカオ
はいよ!
ぺけたん
ぺけたん
め、メイク!?
ザカオ
ザカオ
うん!
ダンスの大会とかでよくメイクとか教えてもらったりするから割と上手い方だよ?
ぺけたん
ぺけたん
そうなんだ〜
じゃなくて!今から僕、どこに連れてかれるの?
ンダホ
ンダホ
ん〜内緒!
ぺけたん
ぺけたん
はい!?
ザカオ
ザカオ
ちょっとじっとしててね〜
結局、誰も何も教えてくれず、僕は大人しくザカオくんにメイクをされるのであった。。。
ザカオ
ザカオ
ぺけたんはさ、マサイのことどう思ってるの?
ぺけたん
ぺけたん
え?どうって。。。
ザカオ
ザカオ
記憶あるなし関係なく、今のぺけたんの素直な気持ちを教えて
ぺけたん
ぺけたん
僕は。。。
そう聞かれるとよく分からない
でもマサイくんのことを考えるとすごくドキドキしてしまう
傍にいてくれたらいいなって。。。
ンダホ
ンダホ
ぺけは、マサイのこと嫌い?
ぺけたん
ぺけたん
そんなことないよ!
でも、今の僕はマサイくんの恋人だった僕じゃないから。。。
ザカオ
ザカオ
そんなこと関係ないじゃん!
ぺけたん
ぺけたん
え?
ザカオ
ザカオ
今とか昔とか関係ないよ
大事なのはぺけたんがマサイのことを好きかどうかってこと!
好きかどうか。。。
僕は馬鹿だ
周りに言われなきゃこんなことも気づけないなんて
記憶をなくす前の僕はこんなに良い友達を作れて、今の僕みたいに幸せだったんだろうな


そうだ、今の僕はきっと





























マサイくんのことが好きだ
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歌詠 彼岸
歌詠 彼岸
こんにちは彼岸です
今回のお話はいかがでしたか?
また次回もよろしくお願いします!
アデュー!

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