第40話

37話 初えっち
11,806
2020/07/21 15:13
誤解が解けた時透くんは、
わたしの手をにぎり返すと、
まっすぐこっちを見た。
時透無一郎
時透無一郎
あのさ、
僕にふれたいって言った?
有沢(なまえ)
有沢あなた
……うん
時透無一郎
時透無一郎
今日はうち、誰もいない
……来る?
有沢(なまえ)
有沢あなた
……。
わたしは、返事の代わりに
時透くんの胸に、おでこをくっつけた。
時透無一郎
時透無一郎
僕もあなたに
ふれたいんだ…/////


もー覚悟は決まってる。

時透くんの気持ち…
体全部で受け止めたいよ…。



***

時透くんの部屋に入ると、
二人で、時透くんのベッドに座った。

時透無一郎
時透無一郎
僕、本気だから…
時透くんに耳元でささやかれて、
心臓がギュッとなった。


時透くんがわたしの腕を持って
ゆっくりベッドに押し倒す。
時透無一郎
時透無一郎
あなた…/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
ンっ…////
最初に時透くんの長い髪が…
次に、優しいキスが降ってきた。
時透無一郎
時透無一郎
ハアッ…
時透無一郎
時透無一郎
どうしようもなく好きなんだ/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
時透くん…
時透くんの手が、
わたしの胸に乗っかっている。


すごく…震えている。


時透くんも、緊張してるんだ…。
時透無一郎
時透無一郎
やわらかい…ね…/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
そ…かな/////
時透くんの目…吸い込まれそう。
時透無一郎
時透無一郎
脱がしてもいい?
有沢(なまえ)
有沢あなた
うん…/////
時透くんが服を脱がす手は、
一段とふるえていた。

わたしは反射的に
手で隠してしまう。

時透くんも、服を脱いだ。
時透無一郎
時透無一郎
ハアッ…
あなた…綺麗…
有沢(なまえ)
有沢あなた
あんま…見ないで/////
時透くんが、わたしを見ている…。

静まれ…心臓。
時透無一郎
時透無一郎
さわっても…いいよね?/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
えっ…
筋肉質な、男らしい腕がせまる…。
時透無一郎
時透無一郎
ダメなの?
有沢(なまえ)
有沢あなた
…メじゃない

でも恥ずかしい…/////
時透くんは、わたしの胸に
口をつけて、手でもみ始めた。
荒い息づかいがもれてくる。
時透無一郎
時透無一郎
僕…ほんともう…

やばい…好きすぎる…//////
有沢(なまえ)
有沢あなた
ときと…くん…/////
頭がしびれてどーにかなりそう…。
有沢(なまえ)
有沢あなた
あっ……
時透くんが、
わたしの大事なところを
そっと指で確認した。
時透無一郎
時透無一郎
すごく…濡れてる…
有沢(なまえ)
有沢あなた
や…恥ずかしい…
時透無一郎
時透無一郎
いい…よね?
有沢(なまえ)
有沢あなた
……
…うん/////
時透くんが、後ろを向いて、
ごそごそと…ゴム…をつけた。


ーー ああ、ほんとに来るんだっ…


と思うと、
心臓がもう暴走寸前だった。


どこで買ったんだろ…
…とかなんか考えていると、
時透無一郎
時透無一郎
いれるよ…
有沢(なまえ)
有沢あなた
…ッ!
時透くんが腰を押しつけてきた。

…と同時に、ゆっくり…
わたしの中に入ってきた。
ゾクッとした甘いしびれが
全身を貫く。



ーー 時透くんと… つながった




時透無一郎
時透無一郎
ハアッ…

大丈夫?
痛くない?
有沢(なまえ)
有沢あなた
うん…
大丈夫だよ
時透無一郎
時透無一郎
あなたの中、
すごく…気持ちいいよ…
時透くんが腰を動かすたびに、
熱い吐息が顔にかかる。

その吐息になんだか、
頭が真っ白になりそう。
有沢(なまえ)
有沢あなた
ハアッ…

無一郎…好き…
時透無一郎
時透無一郎
ドキッ
えっ…このタイミングでっ!?


うっ……//////
有沢(なまえ)
有沢あなた
アッ…
時透無一郎
時透無一郎
ハアッ…ハアッ…

はあっ…
時透くんは大きくひとつ息をすると、
そっと抜きとった。



汗でおでこに貼り付いた髪を
手でかきあげると、
わたしの横に、崩れるように寝ころんだ。
時透無一郎
時透無一郎
ねえ、無一郎って
もう一回言って/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
え?…/////
時透無一郎
時透無一郎
言えなかったけど、
本当は無一郎って呼んでほしい/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
そーだったんだね/////

なんか…
今さら恥ずかしい/////
時透無一郎
時透無一郎
さっき呼んでくれたでしょ

あと…
夏休み前にも一回だけ
有沢(なまえ)
有沢あなた
うん…
時透無一郎
時透無一郎
義勇も炭治郎も名前なのに
彼氏の僕が“時透くん”って…
有沢(なまえ)
有沢あなた
気にしてたの…?

なんか…
タイミング逃しちゃって…////
時透無一郎
時透無一郎
ねえあなた?

ぐいっ
有沢(なまえ)
有沢あなた
ッ!
わかったよー/////
時透無一郎
時透無一郎
言ってみて
有沢(なまえ)
有沢あなた
無一郎…

あっ、むいくんにする?
時透無一郎
時透無一郎
ぶっ…

それはめっちゃ恥ずかしい/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
むいくーん
時透無一郎
時透無一郎
ねえ、誘ってるの?
有沢(なまえ)
有沢あなた
や…ちがっ/////
ぐいっと引き寄せられて、
くちびるが押し当てられた。
時透無一郎
時透無一郎
ん…

なんか本当に愛おしい…

あなた大好き…/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
無一郎…大好きだよ/////
時透無一郎
時透無一郎
うれしい…/////


ねえ、もっとしたい…

ずっとガマンしてたんだ
足りないよ
有沢(なまえ)
有沢あなた
うん…
わたしもまだ離れたくない



わたしたちは、もう1回つながった。


2回目はすごく優しく穏やかだった。


無一郎は、
本当に大事な宝物を扱うように、
何度も何度も抱きしめてくれた。




そして…
時透無一郎
時透無一郎
これ…
家のゴミ箱に捨てらんないよね

どーしよ
有沢(なまえ)
有沢あなた
だね…/////
無一郎は、
使い終わったアレ…を、
たくさんのティッシュでまるめた。

そして、小さなビニール袋に入れて
かたーくしばると、
自分のカバンに突っ込んだ。





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