―学校―
あれ?
私は…
この人を…
そんな気がする…
凄く騒がしい人だったな…(失礼)
なんで、あの人を知っている気がするんだろう…
あんなうるさい人と仲良くなる性格じゃないのにな……(これまた失礼ね)
ガラガラッ
私の席あそこかな?
うわっ……めっちゃ男子に囲まれてるじゃん…
しかも、いけめそ……
女子に嫉妬されるやつじゃね?
だっrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrる
あれ?そうだっけ?(((((
え?マジで?
3人が一斉にこちらを見る
私も自己紹介しないとかな?
なーくん、ジェルくん、さとちゃん……
なーんか…聞いた事が……
あぁ。去年同じクラスだったんなら、お友達さんとかが呼んでるのを聞いたのかな?
てゆーか……なんか…
なんでだろ?
―下校時間―
今日はなんか凄く、不思議だったな〜
赤髪の人と、なーくん、ジェルくん、さとちゃんと会った時なんだろう…
言葉では言い表せない…こう……
ビリッと来て…
何か…引っかかるなぁ……
待って待って待って?!
階段の方に行ってない?!
しかも、今日めっちゃぶつかられるじゃん!!
てか、薄々思ってたけど黄瀬さん…
あ、うす
てか、この人達なーんか…見た事あるような気がするんだよなぁぁぁぁ
あぁぁぁぁ気になるぅぅぅぅ!
まぁ…でも、
なんか懐かしい感じがして、心地いいからいっか!
〜END〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。