_あなたside_
三里は一体何処に向かってるんだろう…?
私達"結構な距離"を歩いてきてる気がするんだけど…
もう足がクタクタになるばかりだよ~
まぁ三里が私の調子を見て、
休憩の時間を取ってくれるんだけどね…
本当に優しい御方だよ"三里殿"は…!(´;ω;`)
と段々私が可笑しくなりかけてるところに
三里が声をかけてきた。
私が行きたいって言ってた場所…?
そう思いながら顔を上げ、
私の目に入ってきたモノは……
"水族館"だった。
この街って"田舎と都会"が混ざった
ようなもんだから、
少し外れたところに映画館とか遊園地がポツポツと建ってるんだよね~
だから今来た水族館も歩いて行ける距離なんよ。
めっちゃ疲れるけど……
そして私達は、
"手を繋いだまま"水族館の中へと入って行った。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!