_あなたside_
🔔キーンコーンカーンコーン🎵
お!チャイムが鳴った!!
これで帰れるよ~
私達は新学期に入ったばかりだから、
今週は早帰りの日が多いんだよね。
そういえば今日は三里と帰る約束してたな…
と考えていると、先生が話し出した。
先生の話、結構続くだろうな… 寝てよ。
私が腕に顔を伏せようとしたら、
論に話かけられた。
と論と話していると…
いつの間にか先生の話終わってました。
モブ [起立、礼、さようなら~]
モブ [さようなら~]
さてと、三里と帰れるか。
論が挨拶してくるなんて、アイツどうした!?
論は私に挨拶を残した後、
走って教室をあとにした。
しばらく三里を放置していたままだった…!!
私ちゃんとしないと。
そして私と三里も、
教室を出て下校する事となった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!