_あなたside_
先生の話が終わり、
一時間目の授業が始まりました。
どうやら莉夢ちゃんは私の前の席らしいです。
後ろから見てて分かるんだけど、
莉夢ちゃんの髪綺麗だなぁ…
どうやったらあんなサラサラになるんだろう。
先生は論のこと普通の生徒として見てるから、
授業でも平気で指名することが出来るんだよねぇw
いやいや私も分からんから!
莉夢ちゃんの髪に見とれてたし!!
と私が焦っていると、
莉夢ちゃんが後ろを振り返った。
いや莉夢ちゃん神すぎな!!
でもなんで私の名前知ってるんだろう?
まぁ…たまたまか。
論は先生の言葉を聞き、席に座った。
すると…しばらく莉夢ちゃんを見つめて
"気に入らないような顔"をしていた。
何かあったのかな…?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!