_あなたside_
どうもあなたです。
あの後三里と論が数回言い合いしてたけど、
何とか無事に登校することができました。
あの2人どうにかして仲良くならないかな…
ちなみに今私は三里と2人で話をしています。
え?怖…
何かさっきから論がずっと私達の光景をじっと眺めてるんだけど。
と言って論はそっぽを向いた。
もしかして… 一緒に喋りたいのかな?
やっぱり三里もそう思うか。
(ドンッ!!)
すると…論は勢いよく自分の机を叩いた。
モブ [何の音だ?]
モブ [あの不良の仕業だろ。相変わらず怖い奴…]
凄い騒ぎになってる… 私が何とかしないと…!!!
そして私は論の手を引いた。
(ギユ)
私は三里の返事を聞き終わる前に教室を出た。
副教室なら誰も居ないよね…
私は論を副教室に連れていくことにした。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!