_あなたside_
しばらくして、
私達は目的地の"河川敷"に到着した。
でも……
まだ論が私の手を掴んだままなんだけど!!//
すると論は直ぐに私の手から自分の手を離した。
コイツ…今日は素直だな。
あの"不良"が元に戻ることなんてあるんだ…
ホラーで寒気がしそうだわ。
河川敷には既に沢山の人が集まっていた。
そういえば、三里はもう来てるのかな?
人が沢山居て探しづらいけど、
三里が居るか確かめないと…!!
私はそう判断し、人混みの中へと入っていった。
私は三里を探すことに必死になっていたのだろう、
後ろから論の声がしたことに気づかなかった。
と謝りながら、人混みの中を通りすぎていく。
すると……
と近くから三里の声がした。
辺りを見回すと、
"桃色"の髪をした男子高校生らしき人が居た。
あれは三里に違いない…!
私は直ぐに三里の所へ向かった。
あ… 忘れてた。
私アホやん… ←(キャラ崩壊)
と思っていたら…
まぁ初対面の三里だとそうなるわなw
彼氏は言い過ぎだけど。
_____________________________
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!