_論side_
は?なんでお前がここに来る必要があるんだよ。
お前さっきクラスの奴らと話してたんじゃないの?
あなたに一体何の用があるっていうんだよ…
アイツをあなたに近づける訳にはいかない。
じゃないとあなたがまた……
どうやらあなたはまだ状況が理解できていないらしい…
あなた、気づいてよ…
アイツは本当は○○なんだよ?
あなたを○○○○いた奴なんだよ…
僕はその三里の言葉に腹が立ってしまった。
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_あなたside_
論のあんなに必死になっている様子、
久しぶりに見た…
論とは長い付き合いだけど、今まであのような姿を見たことは滅多になかった。
論が今何を考えているのかは、
私には全く分からないよ…
論の言っていることが、
私には理解できそうにないよ…
論はそう言った後、
とても"悲しそうな"表情を浮かべていた。
なんか心配になってきた…
論、大丈夫かな?
と思っていると…
私は莉夢ちゃんに話しかけられたので、
莉夢ちゃんの方に着いていってしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。