コンビニでいつもの通り
買い物をしていた
そしたら高専の生徒の制服が目に入った
4人セットでいる
どうやら私の運は回らないらしい
話しかけてきた
高専に特級呪詛師から果たし状が来たとか何とか
それで戦力になって欲しいらしい
この長い間、ずっと放ったらかしにしてたくせに今頃人数が足りないからって呼ぶその都合の良さに私は苛立っていた
そして私は言う
南も困るんじゃない?と
敢えてみんなの怒りに触れそうなことを言う
悪役はもう嫌だ
でもこうでも言わないとしつこく来るだろう
そんなことを思ってた
じゃあねと言ってその場から離れる
誰もおってこなかった
きっと怒ったとおもう
なぜだかわかんないけど
目の奥が熱くなっていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。