皆が寝静まった深夜家の電話がけたたましく鳴った。
俺は目を擦りながら受話器をとる
兄弟達もこのドタバタに目覚めていた
急遽、病院に向かう事になった
病院に着くと看護師たちがバタバタしていた
トド松がいる病室の前まできた
ベットの横に、デカパンが立っていた
管に繋がる、トド松の手を握って訴えかける
トド松は全力で微笑む
俺の頬からは熱い水が流れてた
力のない手で俺の頬を拭う
トド松は昏睡状態から、目覚めたばかりで
病状も以前とあまり変わらないらしい。起きて多少話す。鎮痛剤の効果も、そんなに長く続かないから、3日に1回おきたりしてるらしい…奇病の原因も、分からないから鎮痛剤打つしかないとデカパンは、悲しそうな顔で言っていた
おそ松達が、悲しそうな顔で帰ってきた
正直、聞くのが怖かった…
その日は帰ることにした、おそ松が、むすっとした顔で、助手席に座っていた。オレたちはその日は帰ることにした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!