ガチャッ
父)こんにちわ。
下野さん
下)梶田さん!お久しぶりです
この度は私の息子と
お見合いをさせてもらえるなんて
光栄でございます
父)いいんだよ
君が下野悠太くんだね?
悠)はい、下野悠太です
この度はよろしくお願いします
父)いいんだ
こちらが私の娘だ
貴)梶田あなたです
よろしくお願いします
そしてしばらく
親達の話が終わると
父)後は若い2人して
あげましょうかね
下)そうですね!
ガチャッ
2人が出ていき
悠太さんと2人になる
悠)大丈夫ですか?
貴)え、?
悠)なんだか浮かない顔を
していたので
貴)すみません、!
なんでもないですよ、!
悠)もしかして何ですけど
好きな人がいらっしゃいますか?
貴)え、?
悠)すみません、!
その、僕にも彼女がいたんですよ
お見合いをするから
別れたんですけど...まだ好きなんです
貴)私も、!私もそうなんです、
悠)やっぱり、!
そうだと思ったんですよ
貴)そうなんですか?
悠)はい失礼な話
会ったときに同じ匂いが
したんで、もしかしたらって
貴)失礼だなんて!
悠太さんの方が年上ですよね?
敬語は使わないでください
悠)じゃあ、そうするね
あなたちゃんもお見合いで
別れされられたの?
貴)はい、w
他に好きな人が出来たなんて
嘘ついて
悠)なんだか僕達
気が合うかもしれないね
貴)そうですね!
悠)よければ友達に
なってくれないかな?
貴)是非!
悠)あなたちゃんの彼氏は
どんな人だったん?
貴)その人はカッコよくて
見た目はクールなんです
でも話すと天然でw
いつも私を笑わせてくれる人
なんです
悠)そうなんだ!僕の彼女は
フワフワしててドジで
見ててあげないと危ない子なんだ
傷付きやすい子だったから
僕が別れを切り出した時は
相当傷付けたと思う
貴)傷付けた人達の分
幸せにならないと
いけないんですかね、?
悠)僕達にその道しか
ないなら、そうかもしれないね
バンッ
??)ちょっと待った!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。