次の日。
in学校。
アヤセ君達と一緒にクラスに入ると、俺たちより先に来ていた生徒達が驚いた顔をした。
何が凄いのかは分からんがありがとう( -ω- ´)フッ
驚いた顔をした生徒達の中から、橙色の髪をして、ハートのフェイスメイクをした生徒がつかつかと俺たちの近くによってくる。
そう言うと俺の方に腕をのせる。いやいや、初対面なのに距離近くね?
ア、アヤセ君ーーー!!!ありがとう!!!!!!俺の代わりに言ってくれて!!!!!!
対して橙髪は素っ気ない返事をする。わ、怖い
アヤセ君は、トモダチだけ語気を強くして言った。
...なんか俺置いてかれてる気がする...。
俺は橙髪から離れ、ぽかんとしていたグリムを連れて席に座った。対して橙髪とアヤセ君は揉めてるらしく、俺達が離れた事も気付かないで喋ってる。
グリム君...優しいね!!君、ツナ缶と食のこと以外興味無いかと思ってたよ!HAHAHA☆((
ガラガラと先生らしき人物が猫を抱えて教室に入ってくる。休み時間に猫撫でに行っていいですかァ?!?!
さっきまで揉めていた橙髪とアヤセ君が、ハッとして、こちら側に近付いてくる。
さりげなくエースが俺の隣に座る。
ええ...?何で俺の隣を争ってるの?落ち着こうや?
アヤセ君がしゅんとした顔で座る。しゅんとした顔も可愛いなぁ。写真に撮りたい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。