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今日は学校は休み
朝起きて、みんなのいる共同スペースに行く
五条の部屋に向かって歩く
聞いたら何て言われるかな
見捨てられるかな…
不安が頭をよぎる
ノックをしても反応はない
共同スペースに戻ろうとする
ガチャッ
ガチャッ とドアが開き、眠そうな五条が出てくる
グイッ と引っ張られ、五条の部屋に入る
バタンッ とドアが閉まる
ベッドに入り、
ポンポンッ とこちらを見てベッドを叩く五条
入れってこと…、?
チョコンッ とベッドのはしに座る
ギューッ と五条に抱き締められる
耳元でそう ボソッ と言う五条
スッ と顔を上げる五条
おそるおそる聞きながら、五条の顔を見る
五条の声が低くなり、 ビクッ と驚く
五条の顔が近づいてくる
そのまま五条と私の唇が重なる
そう言い 顔が少し赤くなる五条
それ以上詳しいことは聞けなかった
この後、あんなことが起きるなんて
思いもしなかった________
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!