五条side
あなたの下の名前と遊ぶ日
ずっと前から楽しみにしていた
でも、待ってもなかなか来なかった
待っていると花園が走ってきた
何だ、あいつ風邪ひいたのか
「 あれ、美味しそう 」と言って
目を キラキラ させる花園
まぁいいか って思い、店へ入った
花園が急に黙る
その後、いろいろ聞いた
あいつが俺の悪口言ってることを知って、勝手に俺はいらだってた
根拠もないのに
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ある日の放課後、花園にそう言われた
硝子と傑は先に帰っている
顔を真っ赤にしてそう言う花園
別にこいつのことなんか何とも思っていない
でも、あなたの下の名前に嫌われているならもういいやっと思い
興味本位で付き合った
どうせすぐ別れるだろ
涙目になる花園
ギュッ と抱きつく花園
ガタッ…
ガタッ とドアから音がする
ほんと、俺は馬鹿だ
この時、気づいてれば
今更、後悔しても遅い
この後、起きることなんて想像できなかった___
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これから五条sideが長くなるカモ🙃
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!