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花園と付き合ってから数日後、
あなたの下の名前と合同任務がはいった
その任務はどうもおかしかった
まぁ、全部祓ったんだけどね
その後、あなたの下の名前が足をひねって、おんぶして硝子のところまで運んだ
バンッ!
バンッ とドアが開き、花園が入ってくる
その時、俺は二人に 違和感 を感じた
何だろう、距離があるというか…
ポケットに手を突っ込み保健室を出る
部屋に戻ろうとすると保健室からあなたの下の名前と花園の話し声がする
つい気になって耳をかたむけた
「特級呪霊準備するの大変だったんだからね~~」
と言う花園
は?
嘘の任務?
殺す?
全然知らなかった
花園がこの任務を俺達にさせたってこと?
花園の足音が近くなってくる
急いで近くの物の裏に隠れる
そう言い保健室を出てどこかへ行く花園
それから、俺は決めたんだ
あなたの下の名前を守るため
次の日の朝、花園を連れてあなたの下の名前にそう言った
これでいいんだ
あなたの下の名前を守るため
守ってみせる
どんなに憎まれたっていい
もう二度と話しかけてくれなくても
それであなたの下の名前が生きられるのなら
幸せになれるのなら
俺は何だってするから
好きだった
大好きだったよ、あなたの下の名前
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。