凛莉じゃない…よね…?
そう思いながらもう一度、教室の窓から覗くと
確かに、凛莉と五条だった
頭が真っ白になった
好きな人が奪われたのも悲しいけど
なにより
親友の裏切りが1番辛かった
どういう…こと…?
凛莉は五条と…?
じゃあ、今まで凛莉はッ…?
頭の整理が追いつかない
ガタッ…
足がドアに当たって音が出た
咄嗟の判断で2人から見えないところへ隠れ
2人とは目はあってない
しばらくするとまた2人の笑い声が聞こえてくる
自分の耳を手でおさえ私は寮へと帰った
次の日、
五条と凛莉は手を繋いで教室まできた
恥ずかしそうにそう言う五条
そう言い硝子は私を見た
私の顔は今泣きそうになってると思う
next
__________
良かったら
宣伝御願いします🙇⤵️⤵️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!