重岡side
つい2週間くらい前からだ。
何故かSバレした俺は、
流星のご主人様になった。
そういうんじゃない。
けど、違くも無い。
今、わざとらしく手にこぼした蜂蜜。
媚薬効果もあるらしいし、と思って、舐めさせる。
従順に返事、丁寧に舐め上げる。
手は使うな、なんて言ってないのに、
手を後ろで組んで、エロい目付きで舐める。
ペロ、ッ、チュッ、
前歯の裏の歯茎を触れれば、軽い声を漏らす。
そんなエロいなんて思わへんかった。
ただ、どうなるかな?って思っただけ。
単純に聞く。
これまで、雑用しかさせてない。
というより、こういうことしても
予想の斜め上を行かれるだけで、
こっちから襲おうと思わへん。
やって、エロすぎて死にそうやん?
何故か顔を赤くする。
そこまでのこと聞いたか?
どっちかと言うと、シたい。
奴隷になられてから、
なんか意識してしまう、から、
流星のこと、好きになったかもわからへん。
チュッ
そう言うと、流星はキスをしてきた。
上手いとは言えないけど、
頑張って、角度なんか変えて。
下手すぎるから、こっちから食いついてやる。
舌も混ぜ込んで、掻き回して。
蜂蜜、口移しなんてしてみたり。
甘い声、
淫乱、て言った瞬間、
口角を上げて震えた。
これ、感じてんの?
一連の流星の顔を見てて、
興奮して、ちゃんと勃ってきてる。
俺のズボンとパンツを躊躇いながら下ろす流星。
またもや躊躇いながら、俺のを口にする。
クチュ、ペロッ、ヌプッ、
後頭部を持ち、更に咥えさせる。
嫌かな、?思うて辞める。
喉に、入っていってたから。
涙目でしゃぶっていたのに、
今度はその目で見つめてくる。
え、今のなんやねん、
胸の辺りが、グッって掴まれた感覚。
仰せの通り、また掴んで口に押し込む。
苦しそうやけど、なんか笑ってる。
喉に入れてるから、苦しそうに変な声を出す。
その声に反応して、俺のは大きくなる。
咥えながら言うもんやから、
聞き取りにくかったけど、
耳のいい俺にはしっかり聞こえた。
「苦しめて下さい」、って。
ビュルッ
苦しめて下さい、て言った時の、
流星の笑顔に。
完全に落ちた。
なに、今の。
そんな、笑顔で。
リードして、なんて言うたから、
服を脱ぎ始める流星。
全裸になると、完全に勃ってて、
ベッドに招かれる。
足を大きく開かれる。
完全に顔は赤く、笑顔で言われて、
かなり、たじろいだ。
前に行き、入口にあてがわせる。
腰を掴み、差し込む。
グッ
締め付けが強いし、
汗に、先走りに、なんかで軽く濡れてるし、
何より、声が圧倒的に甘い。
なんて言って、甘い声を漏らしながら、
俺の上に乗る。
繋がったまま、跨がれる。
ヌプッ、ズプッ、
自分で腰を下ろし、奥まで突いている。
ズプッ、ヌッ、ズボッ、
冷静に挿れて出してを繰り返される。
ヌプッ、ズプッ、
でも。
そう。
最初辺り、1回突いて、
死にそうなイイ顔してたけど、
自分一人では突かないんやな、て。
嘘やな、
俺優しいから、下から突いたるわ。
バチュ、 ゴリュ、 ゴリュ、
仰せの通りに止める。
すると、
物欲しそうな顔で、泣きそうに見つめられる。
ニヤニヤしながら言う。
Σ(°꒫°๑=͟͟͞)➳♡ズキュン
バチュ、ゴリュ、バチュ、パチュン、
ゴリュ、ゴリュ、バチュ、
イったばっかで敏感やし、
いいとこだけ狙って突く。
その顔は、ずるい、
ズプッ
流星は、奴隷になれる手頃なドSが必要なだけ。
俺やなくても問題ない。
からこそ、俺を選んで欲しい、
なんて。あかんのかな?
奴隷契約を続けたまま、
俺らは正式に、カップルになりました♡
end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。