ディノside

あなたさんがパーカーのフードを取る。

それと同時に、僕はあなたさんに


一目惚れした。

いや、きっと、一目惚れしたのは


僕だけじゃないはず。

だって、クプスヒョンとか目がハート


になってるし。






ウジヒョンは、頬がうっすらピンクに


染まっているし。











メンバーの何人かは人を向いてるし。
















きっとそれだけ、あなたさんの魅力


に惹かれたんだろう。

あなたさんの顔は、誰もが美しい


というであろう顔だった。

髪の毛は少し茶色がかっていて、癖一つ


ない綺麗なストレート。それに艶もある。

全体的に色白で、目は二重でくっきり


していて、でも少しタレ目で、まるで


クプスヒョンみたいな目をしていた。

目の色も少し茶色がかっていて、なんと


いうか、色素が薄い色をしていた。

綺麗な鼻筋。



そして、薄くピンクに染まった頬。



思わず触りたくなるような、薄く、


プルンとした唇。

こんな美しい顔をした女の人に出会


ったのは初めてだし、この顔に惚れ


ない人はいないだろうと思った。

それほどあなたさんは美しかった。

メンバー全員があなたさんに


見とれていると、

あなたさんが気まずそうに声を出した。

その声で我に返るメンバーたち。

なんて、あなたさんが少し不機嫌


そうな顔をして言うもんだから。

ブソクスンが慌てて対応した。

ドギョミヒョンなんか、口角上がっ


ててなんかニヤニヤしてるし。

あなたさんと話すことが出来て、


満更でもない様子だった。

あなたさんがそう言いながら、


メンバーを見渡す。

ヒョン、めちゃくちゃテンパってる。

テンパってるクプスヒョンを横目に、


ジスヒョンがそう口を開く。

みんな、ミンギュヒョンの意見に


賛成らしい。

ジョンハニヒョンの合図で、


第2回自己紹介が始まった。