ホシside
そう言ってあいつ、いや、あなたは
音楽を流した。
しばらくして、僕らの耳に届いたその音色
は、僕らのデビュー曲【Adore U】だった。
僕を含め、リーダーズは驚いているだろう。
だってあの曲は、僕らと社長とマネヒョン
くらいしか知らないはずだから。
もちろんCDにはしてるけど、それは僕らと
社長しか持っていないはず。
そんな事を思いながら彼女を見る。
鏡越しに移る彼女の瞳は、輝いていた。
それも瞳だけじゃない。
指先まで何かが宿っているような、
誰かに操られているような、そんな動き。
とてもさっきの無表情の彼女からは
予想できない動きだった。
ふと我に返って、周りを見てみると、何人
かは口をあんぐりあけていた。
多分僕もその中の一人。
もしかしたら、いや、絶対。
SEVENTEENの誰よりも上手い。
そして、誰よりも輝いていて、魅せられている。
久しぶりに、人と踊りたいって思った。
彼女、いや、あなたとなら
_________________必ず頂点を取れる。
そう、確信した。
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ランキングにのりましたぁぁぁぁぁぁ!!!
それも29位😲
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よろしくお願いします🤗🤗🤗
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。