その日の夜🌙
悠太君に、食事に行きたいと言ったものの、
私は男装を続けないとけないのかどうか悩む。
ユミに念のため確認したら、マネージャー同伴ならとOK貰えた。やはり、あの面子と行くのは心配してたし、男装の方が良いんだろうけど…。
私が今持っている服って、
ダンス用に動きやすいパーカー、
トレーナーばっかり。
あとは女の子ぽい服しかないしな…。
う〜、マネージャーさんにでも服借りるかな…。
部屋で1人服を並べて悩んでいると、
コンコンと部屋がノックされた。
カタコトの日本語が聞こえてきて、
ドアの隙間からひょっこりとテヨンの顔が出てきた。
ベッドの上に並べた服を2人で見下ろす。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!