新しい包帯を巻いてもらい、あなたはやっと自分のベッドに寝転がる。
今日はもう疲れた…。
でも、もうちょっと映像見とこうかな。
iPadのボリュームを下げて、
課題曲のダンスを視聴する。
EXOのダンスもカッコイイね。
オリンピックで見たことあったかも。
あ、東方神起って聞いた事あるかも。
先輩がライブ行ったって言ってたな。
テヨン達と同じ事務所だったんだ。
色々映像を観ていると、ドアがノックされた。
コンコン。
部屋に入ってきたテヨンは何故か顔が赤くなっていた。
何かを隠したように丸まったタオルを手渡された。
あなたはタオルの中身を見て、ぶっ倒れそうになる。
うわーーー。
ブラ⁉︎
いつ落としたのー。
恥ずかしすぎるー。
いやーーー。
もー、最悪。
何でこんな事になったんだろう。
あなたは枕に顔を埋めながら、これからの生活を考えると一気に不安が襲ってきた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。