ユミとランチを済ませた後も、事務所内の色々な部屋を案内された後、スタイリストさんから服のサイズを測ったりされて、あなたはもうクタクタになっていた。
練習生達を指導するなら、課題曲のダンスを早く覚えなきゃいけないし…。
何でそこは英語何だ?
ツッコミをいれたいが、もう頭が疲れててどうにでもなれって感じになってきた。
ユミとホテルの荷物を片付けて、チェックアウトしていると、見知らね男が近づいてきた。
まーた、私抜きで会話が始まった。
早く韓国語覚えなきゃ、私色々騙されそうだ。
大丈夫って言うの、今日何回も聞いたけど、大丈夫じゃなかったけど…。
あなたは不審に思いながら、男に促されて黒塗りの車に乗り込んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。