『、、、おじゃましま、、、す、?』
『、、、』
なんで研磨クンとトサカと夜久サンと、、、あと知らない人も、、えっと、、、福永クンは去年一緒のクラスで、、、え、、え??
「今日バレー部で集まってゲームしてたんっす、あ、、とりあえずあがってくださいぃっ、!!」
『、、、、あ、うん、、』
気まずい。研磨クンとかトサカとか、今日に限ってなんで居るの、、それに福永クンってバレー部だったんだ、別に仲良くもなかったけど、、
靴を綺麗に並べて、とらの後ろをぺたぺたと歩いていく。
どうやらここはリビングらしい。ソファーに座るのはなんだか違う気がして、かと言ってクッションが置いてあるところも、テレビの前も違う、空いてる場所は部屋の隅。
そこに、なるべくスペースを取らないよう、小さく体育座りをして座る。
すんごく見られている。
注目されることが元々苦手だった。ので、こういう状況は超絶不得意。
俯いていると、とらがみんなに状況を説明している声が聞こえた。研磨クンはずっと、とらに、私のLINEをいつどこでどうやって入手したか聞いていたのだけれど。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。