清「じゃあ、しばらく待ってな。俺、何となくしか知らんから」
小「うん」
本当にあまり経験がないから、人並みに性欲はあっても自分からは出来そうにない
気持ちだけは積極的なんだけど
しかもきよは絶対に…
小「ね、前に『受け』は嫌って言ってたけど」
清「嫌や」
即答される
いかにも嫌そうな顔してる
小「何でそんなに嫌なの?恥ずかしいから?」
清「恥ずかしいだろうとは思うけど、そもそも性格が男やん?俺」
小「特に僕には強気だよね」
小「普段結構みんなにいじられてるし、襲われて『ちゃうねん、待って』とか言いながらも受け入れてそうなイメージがファンにはあるかもけど笑」
清「しぬ笑 でもインライの2人で居る時の俺らを知ってる人は俺が襲われるイメージないんちゃう?」
小「確かにちょいちょい大阪のヤンキーになってる笑」
清「な、よろしく!」
小「爽やかに言うな笑」
それから僕たちは2度寝をした
特にきよは2時間程しか寝てないから
僕を抱きしめるようにして、すぐに眠ってしまった
僕も下半身が完全に鎮まってからはすぐに眠ってしまったようだ
集合時間にリビングに行くと市川くんとりょうがが居た
小「おはようでやんす~」
いつものように声を掛ける
顔を上げた市川くんは僕ではなく、続いて入ってきたきよの方に視線を投げてから
慶「おはよ!」
いつものように返事をしてくれる
涼「おはよー、仲直りしたんだね」
ニヤニヤするりょうが
小「あ、うん」
涼「あんな風に喧嘩することないから昨日はびっくりしたけど良かった」
清「心配させてごめんな」
やっぱり怒ってたのはバレてるか
そういえば、きよはみんなに言うのかな?
リビングで打ち合わせをした後、みんなでレッスンに向かう
ちょっとの隙を狙ってきよにそっと話しかける
小「ねぇ、みんなに報告するの?」
清「市川くんは知ってるけど…とりあえず聞かれるまで黙ってよ?」
小「…分かった」
内緒にするの?僕とじゃ嫌なの?って少し思ったけど、了承した
それより
僕もきよを受け入れる準備しなきゃ
って思っていたから
夜は市川くんとゲームした後、部屋に戻ってスマホを開き検索をしてみる
…
…
で、出来るかな…
ただ挿れるだけじゃないのか…
そりゃそうか…
…
1人で出来るかな…
でも絶対きよに手伝ってもらうのは恥ずかしすぎる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。