.大ちゃんside
はーあ、
みほちゃんを送り
今日はオフだから家に帰る。
家の掃除をする。
なんでか?
それはこれからお客さんが来るからだよ。
まだかな、
ピンポーン
あ、きたかな?
? 「 うぃー」
へ?
「 はーい、 」
山 「 みんなのアイドル涼ちゃんだよっ!」
ほっぺに人差し指をつんつんして
決めポーズをする山田。
俺が今いっちばん会いたくないやつだ。
「 なんで来たんだよ、」
そう、その通りこいつがお客さんではない。
「 早く済ませろよ、おれ次客くんだから」
山 「 お?女か、んー、大人になったな」
はぁ、こいつは余計な話が多い。
「 早く言えって!
みほちゃんは返したぞ、」
一番会いたくない
そして
一番来て欲しくないやつだ
山 「 んーなんかさ、
おれの知念ちゃんがさー
~ 、 ~~! ~~.!」
よくもそんなくっだらない
電話でもいいような話を長々と。
その上みほちゃんの話でもない。
「 はいはい、これから客来るって言ってんだろ、
はい帰った帰った!」
そう言って玄関から追い出し
ドアを閉める、
5分ほどたってまた
ピンポーン
インターホンがなった。
「 はーい、遅かったね?」
? 「 うん、ちょっと大貴と
やりたいこと沢山あって」
きたきた、
「 おいで、
あすか。」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。