(Abe)
はぁー、佐久間を部屋に放置して出てきたはいいんだけど、やることがなくてさぁ(笑)
困っちゃうよねー。
ソファにダイブして休憩してたら、佐久間の声が聞こえてくる。
このままだと俺の理性が持たないから、家を出ることにした。コンビニで暇つぶしをして、家に帰る。
佐久間の声がする。
そろそろいいか。ざっと計算して1時間弱ぐらいは経ってるだろう。
扉を開けて部屋に入れば、ぐしゃぐしゃになったシーツの上で、蕩けた顔をして快楽に浸る佐久間の姿があった。
いい事思いついちゃったー。
俺はポケットからスマホを出して佐久間の方に向ける。
腰を震わせてイッた佐久間。
スマホの電源をプチッと切り、服を脱いで佐久間の上に跨がる。
佐久間の唇に口を付け、二人の甘い時間が始まる…
─ ─ ─ ─
自分が寝ていたことに気づき、体を起こす。
気づけば相当な時間がたってて、時刻は夜の九時。
先程のことを思い出したのか、佐久間の頬がが林檎のように赤くなる。
俺より身長が低いから、自然と上目遣いになる佐久間。俺、あざといって言われることが多いけど、佐久間も相当だよ?笑
つくづく佐久間のお願いには弱いなって思いながら衣服をもって佐久間の後についていった。
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リクエストありがとうございました♪
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。