鹿島聖人side
小鳥遊……。
アイツ大丈夫かな...。
まさか...!!
タタタタッ
小鳥遊未来side
何もしたくない。誰にも会いたくない
桜だ。なぜあなたは、
誰も幸せにできないくせに咲いてるの?
ねぇ!どうしてよ!なんで咲いてるの!!
こんな桜なんか、折ってやる!!
ポキッ
ポキッ ポキッ……
グイッ
鹿島聖人side
俺は、迷い無く小鳥遊の腕を引き、
自分の胸へ抱き寄せた
小鳥遊未来side
あったかい……
冬馬が…冬馬が私を連れてってくれるんだ
バタッ
小鳥遊は、あまりのショックで倒れた。
小鳥遊未来side
あなたのいない世界なんて……
要らない。私がいなくても、大丈夫
だから、お願いします
冬馬がいる世界へ連れていってください……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。