さとみside❁⃘*.゚
俺は桃山さとみ
自分で言うのもあれだが俺は顔もよくて声もいい
そのせいなのか俺は小さいころから女子にモテる
大体俺と話した女子は目をハートにさせて俺に惚れる
いや俺ナルシストじゃないからな?((
今日もいつもの電車に乗って学校に行く
ちなみに今日は始業式だ
そしてクラス替え
正直俺にとってクラス替えは可愛い女の子と仲良くなる一世一代のチャンスだ
なーんて考えながらクラスの紙を見る
俺は…B組か
すっかりこの2人を紹介することを忘れてた
このうるさいのがジェル
そしてジェルをなぐさめてるのがなーくん
2人とも俺の幼なじみだ
このドヤってるやつはころん
こいつも俺の幼なじみだ
同じクラスにころんがいるとかまじで幸運やな
おっしゃぁぁ!((
うちのクラスで話した事ない女子いるかな…
うーん…桃瀬 あなたとか話したことねーな
とりあえず一通り見たから教室行くか…
ガラガラガラ
俺が挨拶をしたとたん
クラスの女子から
「キャーーーー」
という黄色い歓声が…
さすが俺((
ちょうど隣が話したことない女子だなんてラッキーすぎだろ俺
いつも女の子に話かける時に使うスペシャル笑顔でこのセリフ…
決まったっ!!
よろしくっすってなんだよ!?
軽いな…
まぁいいや普通に会話を続けよ
なんやこいつ…
まだ俺に心を開いてないだと…
これでどうだっ!
なんやこいつ…
俺に静かにしろ?まじかよ…
この生意気女に俺は
「あっほんとだ!
じゃあまたあとで」
って言っておいた
次に話す時に絶対惚れさせてみせる…!
そんなこんなでHRが終わった
よしあなたちゃんに話かけるか!
なっ!?
こいつ俺とのおしゃべりを断っただと!?
くぅぅ…
こいつ面白いな…
絶対に惚れさせてやる…
…その前に他の女の子にお話するか!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。