『えっと…まずは…麗華さんところんの今の仲の良さっていうか…どこまで言える仲か?っていうのを聞いていいかな』
麗華「実は私…
お恥ずかしいのですが自己紹介の様なものをころんさんにしてなくて…」
『え…じゃあどうやってアプローチを…?』
麗華「一方的にプレゼントを送り続けたり…?とかでしょうか
男性の方にはプレゼントが効果的とスマホに書いてあったので…」
おわ…
麗華さんもしや…超絶ピュアお嬢様だな!?
麗華さんはころんに一方的にプレゼントを送り続けていただけで、全然会話してないと言うことか…?
これは進展しない訳だ…
『麗華さん!まずは自己紹介です!
ころんのことをよく知って、ころんと親しくなってから、話はそれからです!!』
麗華「わ…わかりましたわあなたさん!」
モブ女「やっぱり頼りになるわ…
麗華さんのことをどうかよろしく…」
『任せてください!
まずは話す機会を作りましょう!』
なんか私も作戦を考えるうちに燃えてきて色々考えていると麗華さんがモジモジしながらポツンと言った
麗華「あ…あの私1人じゃどうしても不安で…よかったらあなたさんも話す時に傍にきてくれませんか…?」
うっ…
上目遣いでお願いしてくる麗華さん…神々しい((
『もちろん傍にいます!』
モブ女「あっ!それならダブルデートというのはどうかしら!」
「『え』」
モブ女「もちろんメンバーは、麗華さんところんさん、あなたさんとその彼氏のさとみさん
麗華さんはころんさんと話せるいいチャンスだし、傍にあなたさんがいるから一石二鳥!」
確かにそれなら…さとみがいるからころんだってたぶん来るだろうし、麗華さんの恋の進展が間近で応援できる
モブ女ナイスアイデア!!
『いいと思います!それでいきましょう』
麗華「なんかすごく話が進んできて緊張します…
でもがんばります!!」
『一緒に頑張りましょう!
えいえい…』
「「『おーー!!』」」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!