一睡も出来ずに三角駅についた。
2人で会うのは、告白されてから初めて。
だから、変に意識してしまう。
サングラスからうっすら見える目とか、
首にある血管とか。
そう言って、私の手をつなぐ。
やばいって、手汗びちょびちょかも。
竹内涼真の手おっきぃ。
涼真の顔が真っ赤に染まってるのが分かる。
可愛い♡そう思ってしまう
今度は自分の顔が真っ赤に染まってるのが分かった。一生懸命髪の毛で隠そうとするも、
そう耳元で囁く。
一生懸命隠そうとしてもバレバレだった。
元気よく、返事をしたが、
なんか、頭がくらくらする。
暑いからだろうか。
すると…
急に目の前が真っ暗になった。
それから、私の記憶は途絶えた。
涼真が私に声を掛けても、私は気づくことはなかった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。