ラウールside
まだまだ痛む僕の頭
「んーいったい!」
渡辺「ん、いてーな」
佐久間「早く良くなりますよーに」
お兄ちゃんたちが時々声をかけてくれて、僕の頭を優しく撫でてくれるのが僕にとっての一番の薬
それでも、頭が痛むのは変わらなくて
「もぉやだ!泣」
自分でもびっくりするほど弱ってる僕
男の子らしくないけど、今日だけは許して
僕のプライド
深澤「泣かない泣かない」
岩本「もっと痛くなっちゃうぞー?」
向井「痛いの痛いの、阿部ちゃんのとこに飛んでけー」
阿部「あえ、俺!?」
「あー!お腹痛いよぉ」
目黒「あ、そっちっすか」
深澤「いや、どっち」
宮舘「ラウール、しんどいね?」
「ん、、、泣」
宮舘「あーほら、泣かないよ」
渡辺「かっけ」
佐久間「自然に涙を"サッ"って」
深澤「俺もやってみよっかな」
宮舘「ふっかはまず、お顔直してこよっか」
佐久間「ぐふっ!」
深澤「あ、はい」
「へへっ」
渡辺「あ、笑った」
目黒「めっちゃ久しぶりに笑ったじゃん」
深澤「その笑顔が欲しいのー!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!