第4話

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2022/03/03 09:22
⚠️ 嘔吐表現あり









阿部 side



袋のガサガサっという音に気付き 、佐久間の方を

見ればエチケット袋の準備していて 、

若干だけど顔色も悪くて 。



「 吐いていいよ 。 」って言えば 、

否定するのかと思ったけど

「 ん 。 」と少し曖昧な返事ではあったものの

否定せずに受け入れてくれた 。







「 佐久間いいよ 。 」







焦っていたからなのか 、あまり広がっていない袋を

広げ直してあげて 、口元に持って行ってあげる 。







佐久間「 っおえっっ!! けほっげほっっ!! っぇっ!! 」







背中を摩ってやる隙間もないうちに吐き出して 、

さっき食べたばかりのまだまだ未消化のものが

ずっしりと袋の中に溜まっていく 。







深澤「 ん あれ 、佐久間酔っちゃったか 。 」



阿部「 んーそーみたい 。 」







寝てたはずのふっかと起きて 、俺らの様子に気づいて

袋の調達をしてくれた 。



幸い俺ら3人以外はロケの疲れもあってか 、

爆睡だから佐久間が変に気にすることもない 。



寝てる間で悪いけど 、空気を良くするために

少し窓を開けさせてもらったりして 。







深澤「 俺も手伝うわ 。 」







ふっかも手伝ってくれて 、袋の後片付けとか

スタッフさんへの連絡などなどやってくれた 。

佐久間のことで手一杯の俺に佐久間のこと任せたと

忙しなく動き始めるふっか 。



寝起きの後に動けることじゃないでしょ

って思いながらも頼もしい最年長だなって

感心したり 。







阿部「 佐久間 、もう大丈夫そうかな?? 」



佐久間「 あべちゃっお腹……いたい 。 」



阿部「 え 、お腹痛いの?? 」



佐久間「 ん 、うぅ 。 」



深澤「 ありゃ大丈夫か?? 」



阿部「 お腹も痛いらしい 。 」



深澤「 え 、腹いてぇの?? 」



阿部「 佐久間 、もうちょっとだけ頑張って 。 」







お腹痛いのってさ 、辛いんだよ 。



しかもトイレがないところだったら最悪で 。



さっき吐いちゃったし 、佐久間自身

結構体力持ってかれちゃってると思うから

万が一の事態を見据えてタオルとかを

多めに取っておく 。



トイレ 、早く見つからないかな… 。









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