第69話

陸拾捌話(過去2)
4,339
2020/08/26 14:22
「(なまえ)」
「あなた」
じゃあ、私の前世の過去を話しますね
「(なまえ)」
「あなた」
私は、多分大正の中では裕福なほうの家庭に生まれました
でも…
--------キリトリ線--------
いじめっ子
お前のその性格うざいんだよ
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
えっ、いきなりどうしたの?
いじめっ子
お前さ、いっつも自分が自分がって自分のことばっかで疲れるんだよ
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
ご、ごめん
いじめっ子
てか、君と私達は、身分が全然違うんだよね
だからさ、身分の低い私達と居られるとさ
周りから見てうちらが見苦しく見えるんだよね
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
み、身分なんて関係ないって…
いじめっ子
やっぱ、金持ちだから我儘だしね
もう、関わらないでください
お嬢さん
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
な、なんで
いじめっ子
じゃあね
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
私は、周りから家が他に比べて金持ちだからっていう理由で除け者にされました
でも、仕方ない事だったんですよ
羨ましかったんですよ
それで私は、あまり自分の本当の性格を隠すような振る舞いをするようになったんです
国見英
国見英
でも、それだけで除け者になるの?
「(なまえ)」
「あなた」
時代が時代でしたから
でも、別に悲しくはなかった
私には、家族がいたから
--------キリトリ線--------
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お父様、お母様
大好きです
お母さん
お母さん
私もよあなた
お父さん
お父さん
あなたは、可愛いな
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
へへっ(*´﹀`*)
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
でも、私は、ずっとこの幸せが続くって思ってた
もし、周りに何を言われても大丈夫だって
でも…そんな時に…
「(なまえ)」
「あなた」
鬼が私の大切な家族を奪った…
「(なまえ)」
「あなた」
お父様は、俺がなんとか追い払うと言って外にいました
お母様は、私を庇うように護ってくれました
--------キリトリ線--------
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お、お母様…
お母さん
お母さん
私があなたを護るから
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お母様!
人間〜
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お父様!!
鬼は、お父様の腕を食べていた
お母さん
お母さん
あなた、ごめんなさい
護れなくて…
今から裏口から逃げなさい
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お母様は…
お母さん
お母さん
あとから行くから大丈夫よ
お母さん
お母さん
あなたは、あなたなりに生きて幸せになりなさい!!
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
えっ
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
お母様から聞いた
最期の言葉でした
私は、まだその時小さくてわかりませんでしたけど
もう、お母様が追いついて来ることなんてないことだって
及川徹
及川徹
まだ、小さいのにそんな想いをするなんて…
「(なまえ)」
「あなた」
私は、それで近くに住んでる
親戚の家に行って、引き取られることになったんです
でも、お父様とお母様が亡くなってしまって
今までは、親戚は、良くしてくれていたんですが、私への態度が急に変わったんです
金田一勇太郎
金田一勇太郎
なんでだ?
「(なまえ)」
「あなた」
親の居ない私に優しくする必要が無くなったというのと邪魔なだけの存在になったからです
花巻貴大
花巻貴大
それって、つまり
松川一静
松川一静
お金目当てだったというか関係を崩したくない人だったからか?
「(なまえ)」
「あなた」
はい
もし、なにかあったらお金が借りれるようにっていうのが狙いでした
そして、いつしか、私は、奴隷のように扱われて殴られたりもしました
最初のうちは、苦しくて、痛くて嫌だったけど知らないうちに苦しくて感じることも痛いって感じることもなくなっていたんです
それから人を信じることができなくなった
「(なまえ)」
「あなた」
いつの間にか、喋れなくもなっていて感情もなくなってました
岩泉一
岩泉一
(宇隨さんが感情がないって言ってたのはそういうことだったのか…)
「(なまえ)」
「あなた」
そんな時にまた鬼が出たんです
--------キリトリ線--------
親戚
おい、鬼だ!!
逃げろ!!
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お父様とお母様を殺したやつと似てる
この時だけ何故か感情が戻って、親を殺された時の記憶が遮った
親戚
こいつを食えばいいから
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
えっ
親戚は、鬼に向かって私を囮にした
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
やだ、やだ…
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
その時にカナエお姉さんが助けてくれたんです
--------キリトリ線--------
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
あらあら、こんなに小さい女の子を盾にするって最低な方ですね
恐る恐る目を開くと鬼は、どこにもいなくて
綺麗な人がたっていた
親戚
うるさい!!
こいつは、邪魔なだけの存在なんだからいいだろ?
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
じゃあ、その子を私が引き取ってもいいですか?
親戚
別にいいけどな
金払えよ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
じゃあ、これくらいでいいですかね
親戚
ちょっと、お金を投げるって
←しのぶちゃんがカナヲ助ける時にやってるやつです
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
行きましょう
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
(誰だろう…
まぁ、いっか)
親戚
ちょい、待ってよ
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
これがカナエお姉さんと私の出会いでした
矢巾秀
矢巾秀
その親戚は、どうなったんだ?
「(なまえ)」
「あなた」
分かりませんけど、多分、こそこそ生きていったんじゃないですかね
--------キリトリ線--------
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
あなた、これはね
日輪刀って、いうの
私のね大切なものでもあるのよ
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
(。_。`)コク
綺麗…
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
そう?
あなたも鬼殺隊にならない?
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
なる…
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
じゃあ、私の継子ね
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ちょっと、姉さんまた勝手に
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
いいじゃない
あなたは、可愛いもの
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
可愛いは、関係ないよ
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
(*^^*)
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
あっ、姉さんあなたが笑ったよ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
本当だわ
感情を取り戻してるみたいね
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
カナエお姉さんは、沢山のことを教えてくれました
そんな時私と似たカナヲも来ました
「(なまえ)」
「あなた」
私は、すごい自分と似てるなって思いましたよ
そして、2人で一緒に過ごすようになった時に
「(なまえ)」
「あなた」
カナエお姉さんが鬼に殺られて亡くなった
「(なまえ)」
「あなた」
私は、その時親を失って初めて泣いてしまった
そして、鬼殺隊になろうって決めました
「(なまえ)」
「あなた」
そして、鬼殺隊に入って炭治郎達に会ってやっと人を信じることができるようになって感情もだせるようになって、お母様の望んだ私なりに生きることができるようになったんです
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
カナヲ、私は、柱になってカナエお姉さんの仇を取りたい
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
私も柱になるよ
だから、2人で沢山鍛錬しよう
「(なまえ)」
「あなた」
うん
2人で倒そう
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
約束だよ
「(なまえ)」
「あなた」
約束!
--------キリトリ線--------
「(なまえ)」
「あなた」
これが私の過去です
私は、それから沢山の鍛錬をして柱になることが出来ました
及川徹
及川徹
(  ´^`° )ウッ
「(なまえ)」
「あなた」
えっ、なんで泣いてるんですか?
及川徹
及川徹
あなたちゃん、頑張ったね
「(なまえ)」
「あなた」
えっ?
岩泉一
岩泉一
クソ川泣いてんじゃねえ
花巻貴大
花巻貴大
俺達は、同情するつもりはないからな
松川一静
松川一静
可哀想とは、思わない
あなたちゃんが頑張ってきたから俺達と会えて良かったって思ってるから
国見英
国見英
これからも頑張れよ
「(なまえ)」
「あなた」
はい!
ありがとうございます
(同情されたら嫌だなって思ってたけど、そんなことはなくてよかった…)
--------キリトリ線--------
久しぶりに更新しました
すみません
どうやってこの小説を完結させようかなって考えたんですけど
ちょっと、及川さんの目標を私の小説の中だけど達成させたいなって思ってしまって
そしたら、原作ぶち壊しになるんでけど
ぶち壊ししてもいいですか?

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