ガラッ
先生「あなたの名字、話がある。」
『はい…?』
先生「先程、ご両親が亡くなられた。」
『は?』
先生「不幸な事故だそうだ。今日はもう帰れ。」
『あの……嘘、ですよね?』
先生「……」
ねぇ……嘘って言ってよ……
この先どうすればいいのよ。
帰る?誰もいない家に?そんなの……
『帰りませんっ…。誰もいない家なんて嫌ですっ!』
先生「これは校長先生からの指示だ。従いなさい。」
『っ……』
『桜…またね…。』
桜「うん…。気をつけてね…?」
『ありがと。』
ガチャ……
『あれ…?なんで開いとるん、?』
『ただいま……』
「おかえり」
『へ、え?』
目の前に自担がいました。
ねくすと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。