〜恋奈side〜
私には過去にお父さん、お母さんがいた。
でも、ある日事故にあって、たまたま私は家に1人でいた。
その当時まだ、中学生だった…
なかなか帰ってこないから心配で…
その時、警察から電話が入った。
私はその電話を出て、2人の死を知った。
私は、1人になった悲しさと辛さで、壊れてしまった…
そんな時、今の彼氏にあった。
彼氏は私と同じ大学生で
当時は優しくて私の話をちゃんと隣で聞いてくれた。
でもある日、その彼氏が私に暴力をしてきた。
私は、どうすることも出来なくて、謝ってばかりいた。
暴力をした後は、彼が謝って来た。
私は許してしまった。
でも、いつしかその暴力は当たり前になってしまった。
私達は、同棲していていつも顔を合わせる…
だから、暴力から抜け出せなかった。
それが日常となって毎日暴力を奮っては謝る…
その繰り返し…
もちろん、私の体はボロボロで、日に日に酷くなっていった。
私はその体を隠して、大学に行った。
それが私の過去と今…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!